なぜお腹が太るのか
2013年10月24日 15:58
若い頃と比べると食事の量も減り、お肉や炭水化物の量も減っているのにお腹が太ってしまうのはどうして？と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。年とともにお腹がぽっこりと出てしまう理由には様々なものが考えられます。医 学的に見てみると年を重ねるごとに日常的な運動量が減ってしまうことが考えられます。運動量が減ると全身の筋肉も徐々に落ちていきますので、若い頃に消 費できていたエネルギーが消費できなくなってしまい、それが脂肪として特にお腹周りに蓄えられやすくなってしまいます。また年齢とともに基礎代謝はどうし ても減ってきてしまいますので食事が減ったとしても太りやすくなってしまうのです。
ここで食事制限により全体の食事の量 を減らせばいいのではないか？と安易に考えてしまうとダイエットは失敗につながってしまう危険性があります。ここで覚 えておきたいことは食事を減らして最初に減っていくのが筋肉であるということです。食事制限をして飢餓状態になってしまった体は生きていくために、エネル ギー消費が多い筋肉よりも脂肪を残そうと働くのです。つまり食事制限だけのダイエットではやせにくい体になり逆効果となってしまうのです。
他 にもお腹が太ってしまう原因として骨盤のゆがみも考えられます。骨盤がゆがんでしまうと脂肪を貯めやすい体になってしまいます。そして骨盤がゆがむと内 臓の位置が下がり、骨盤に不自然な圧力がかかってしまうためリンパの流れや血流が悪くなってしまいます。リンパや血流の流れは体内の老廃物を回収する働き をしているので圧迫されると悪玉脂肪が蓄積しやすくなってしまうのです。
ダイエットをしてもなかなかその効果が現れないと悩んでいる方は便秘が原因となっているのかもしれません。便秘になるとお腹の中に排出できない便が貯まり、お腹をぽっこりと見せてしまうだけでなく、実は私たちの身体に様々な悪影響をもたらしてしまうのです。
便 秘の状態が続くと老廃物が体内に長く留まってしまうことになり、肌荒れやイライラ、新陳代謝の低下などを引き起こし、またひどくなってしまうとガンの罹 患率にも関係してくるようになります。そのためダイエットを始めるためにまずは便秘対策に取り組むことをおすすめします。便秘を解消するだけでお腹の脂肪 を減らす効果だけでなく肌もきれいになり健康で美しい身体を手に入れることができるようになります。
便秘を解消するため に大切なことは食生活の改善です。便秘解消に不可欠なものは水分と食物繊維です。食物繊維は便通を良くするだけでなくダイエットに特に 重要なポイントとなります。食物繊維がダイエットに役立つのは食事制限中でも摂取することで満腹感を得られるからです。さらに重要なポイントとして食物繊 維がもつ腸機能を高める効果により、栄養素の消化や吸収を助けて脂質が吸収されるのを抑える働きがあるのです。
また、便秘の解消に効果的な食品として有名なものがヨーグルトです。ヨーグルトには腸内の環境を整えてくれる乳酸菌が豊富に含まれています。ヨーグルトを摂取して乳酸菌が増えると腸内の悪玉菌を減らすことができ、便秘解消につながります。
む くみとは体内に余計な水分が溜まってしまうことをいいます。むくみが特に起こりやすいのは脚などの下半身ですが、お腹もむくみによってぽっこりとしてし まう場合があるようです。このむくみはダイエットの大敵であり、むくみを放っておくと脂肪と結合してセルライト化してしまい通常のダイエットでは解消させ るのが難しくなってしまいます。
お酒を飲みすぎた翌日に顔がむくんでしまうという方は多いのではないでしょうか。これは 眠っている間に体内の水分量が全身に配分されることが原因だと考え られます。また、立ち仕事や事務職などの座り仕事の方では、夕方になると足のむくみからブーツのファスナーが上まで上げられないということもあるようで す。これは重力によって下半身に水分がたまってしまうからです。
むくみは様々な原因によって引き起こされます。むくみの原因としては塩分の摂り過やビタミン・ミネラルの不足、運動不足や筋力不足などによる新陳代謝の低下などが考えられます。他にも血行不良や冷えによってむくみが引き起こされることもあります。
お 腹の周りについている脂肪が冷たくて柔らかいといった場合や、水分を摂り過ぎてしまった翌日はお腹が張りやすいという方は、お腹にむくみが起きている可 能性があります。このような時にはマッサージをすることでお腹のむくみを解消させるとダイエット効果が高まります。マッサージ法は仰向けになった状態で下 腹部から上腹部へ向けて両手をリズミカルに弾くように動かすようにすると効果的です。
出産するまでに女性は10ヶ月もの 長い間お腹の中で新しい命を育みます。赤ちゃんがこの世に生まれてくるということはとても神秘的な出来事ですが、お母さ んの身体には様々な変化が引き起こされます。出産後のお母さんたちが抱えている悩みの中で一番多いのが産後太りだと言われています。
産 後太りの中でも特に多いのが腰やお腹まわり、ヒップや太ももまわりといった下半身の悩みです。それではどうして出産後に下半身を中心に太ってしまう方が 多いのでしょうか？妊娠中にお腹の中で赤ちゃんを支えている骨盤ですが、出産時には赤ちゃんが産道を通りやすくなるように広がってゆるむようになります。 骨盤がゆるんでしまうと股関節の間も離れてゆるみ大腿骨が外側にはみ出るようになります。ゆるんだ骨格の周りには余分な脂肪がつきやすく、腰やお腹周り、 ヒップや太もも周辺が太ってしまう原因になるのです。
そのため出産後はこのゆるんでしまった骨盤を元の状態に戻してあげ る産後の骨盤のケアが重要なポイントになってきます。骨盤がゆるんだままの状態で放って おくとゆがみが身体全体に及んでしまい、お腹周りや下半身だけでなく産後太りの原因となってしまいますのでしっかりと産後のケアを行いましょう。
開 いた骨盤を矯正するベルトやニッパーなども販売されていますが、それだけで体型を完全に戻すのは難しいでしょう。出産後に体型を元の状態に戻すためには 運動が必要となります。ただし、出産直後はしっかりと休養をとることを優先し、決して無理をしないようにしましょう。体調を考えながらストレッチやヨガと いった身体に負担がかからない運動を行うのがおすすめです。
お腹まわりのぜい肉が気になってダイエットを行う方は多いと 思いますが、男性と女性では脂肪のつき方に違いがあり、それによって適しているダイエット法も 異なってきます。ダイエットでお腹まわりの脂肪を効果的に減らしていきたいのであれば、この違いについてきちんと把握しておくことが大切です。
男性と女性の脂肪のつき方で大きく異なるのは、脂肪がつきやすい場所です。男性は特に内臓脂肪がつきやすいと言われ、女性は皮下脂肪がつきやすいと言われています。それではこの理由はどこにあるのでしょうか。
男 性に内臓脂肪がつきやすい理由は、男性は女性よりも筋肉の量が多いため皮下脂肪はつきにくくなっていますがその代わりに内臓脂肪がつきやすくなっている からです。内臓脂肪の役割は外的な刺激から内臓を守ることですが、あまり多くなりすぎてしまうと健康に様々な害を及ぼしてしまいます。中年の男性のビール 腹のようにお腹がぽっこりとつき出てしまう現象は蓄積された内臓脂肪が原因となっています。しかし内臓脂肪はダイエットで落としやすいという特徴がありま す。
女性につきやすい皮下脂肪とは、筋肉の外側で皮膚のすぐ下についている脂肪のことをいいます。皮下脂肪は触ってみる とぷよぷよと柔らかく、お腹だけでなく お尻や太もも、二の腕などにもつきやすいのが特徴です。皮下脂肪は一度ついてしまうとダイエットではなかなか落とすことが難しいと言われています。
このように脂肪のつきかたの違いを把握して、効果的なダイエット方法を探し求めることもダイエット成功への近道になります。
ぽっ こりと出てしまったお腹をスリムにするためには、性別による脂肪のつき方の違いだけでなく体形による生活習慣の違いにも注目する必要があります。全く 同じダイエットを行っていても効果がある人ない人が出てくる場合があります。これは体型によってダイエットの向き不向きがあるからだと考えられます。
そのため自分の体型や体質に適しているダイエットを行うことがお腹ダイエット成功への一番の近道となります。太っている人の体型は基本的に洋ナシ型とリンゴ型に分けられますが、他にもバナナ型と呼ばれる体型があります。
・洋ナシ型
女 性に多い体型でお腹やお尻といった下半身に脂肪がついている体型のことです。お肉やケーキといった脂肪を多く含む食品を好む方が多いため、ダイエットで は脂肪分を控えるようにして野菜中心の食生活を心がけましょう。また洋ナシ型はリンパの流れが悪いため、身体を温めて血流を良くする運動を心がけることも 大切です。
・リンゴ型
男性に多い体型でお腹周りに脂肪がつきやすい体型のことです。大食いで早食いの人がなりやすいため、食事はゆっくりと時間をかけて行うことで量をセーブするようにしましょう。また、腹筋やストレッチなどを行い内蔵脂肪を減らしていきましょう。
・バナナ型
見た目は痩せているのにお腹だけぽっこり出ているなど隠れ肥満体型のことです。細くて筋肉量が少ないため脂肪が燃焼しにくい体質です。バナナ型のダイエットでは、消化の良い食事を心がけ運動は軽めのものを継続することがポイントです。
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